高配当株投資で配当未定の場合はどうすればいいか?

3月決算企業の2020年3月期の決算発表がほぼ出揃いました。

 

 

2020年3月期の各社の決算内容は、おおむね良好でしたが、2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、業績予想および配当予想も未定の企業が多くなっています。

 

 

そうなると、予想配当利回りが算出できませんので、高配当株投資家とすれば、何を基準に投資を行えばいいのか迷うことになります。

 

 

このような時に、高配当株投資家としては、どのように考え、どのような企業に投資すればいいのかについて、考察してみました。

 

 

 

 

配当金額はどのように決まる?

 

そもそも配当金額はどのように決まるのかというと、多くの企業では、業績に連動して決まります。

 

 

対象期の業績、つまり、純利益にある一定の比率を掛けたものを配当金としている企業が一般的です。

 

 

このある一定の比率のことを配当性向と呼んでいます。

 

 

1株あたりの配当金額=1株あたりの当期純利益×配当性向

 

 

例えば、1株あたりの当期純利益が100円、配当性向が50%だと仮定すると

 

 

1株あたりの配当金額=100×0.5=50(円)

 

 

ということになります。

 

 

 

 

配当は業績次第

 

前記の1株あたりの配当金額のところからも分かるように、多くの企業では、配当は業績次第となっています。

 

 

つまり、業績が良ければ、配当も多くなる傾向があるということです。

 

 

例外は、安定配当政策を取っている企業や、記念配当を実施する企業等です。

 

 

安定配当政策を取っている企業の場合、業績に関係なく、一定の配当を実施しています。極端な場合、赤字でも、一定の配当を実施しているのです。

 

 

記念配当は、会社創立〇〇周年のような節目の年に実施するような配当で通常の配当に上乗せしています。

 

 

 

 

高配当株投資で配当未定の場合はどうすればいいか?

 

では、「高配当株投資で配当未定の場合はどうすればいいか?」ということですが、結局のところ、投資の基本に戻ることになります。

 

 

投資の基本というと、投資対象の企業を分析し、その企業の事業内容と世界の経済状況を勘案し、業績が良いかそれ程悪くないと考えられる企業の株を安くなった時に買うということです。

 

 

今回の場合、世界の経済状況は、新型コロナウイルス感染症の影響で、全般的に非常に悪くなっていますが、事業内容によっては、むしろ業績が好調な企業もあったりします。

 

 

総じて業績が悪化しているのは、アパレル、百貨店、飲食といった業種の企業であり、逆に総じて好調なのは、製薬、日用品といった業種の企業やネット企業です。

 

 

ただ、業績が好調な企業の場合は、株価が総じて高くなっています。

 

 

株価は総じて高くなっていますが、このような企業でも、株価が大きく下げる時があります。

 

 

2020年3月の新型コロナウイルス感染症の影響で世界的に株価が全面安となったようなタイミングがそれです。

 

 

このような業績が良くても悪くても全面的に売られるタイミングまで資金を蓄えておいて、多くの人が投げ売りしている時に買うのが、結局のところ、一番利口なやり方です。

 

 

これは何も高配当株投資に限らず、多くの投資手法にいえることです。

 

 

そういう意味で、投資の基本に戻るということです。