高配当株で着実にコツコツ安定配当を得る方法

老後資金2000万円問題等の経済的な不安を減らすため、株式投資を始めたという人が多いようです。しかし、いざ、始めてみると、株価が気になって、他のことが手につかないという声もよく聞きます。

そのような株価の動きに一喜一憂したくない人にフィットする「高配当株で着実にコツコツ安定配当を得る方法」を紹介します。

 

★こんな人にフィットします!
● 投資初心者
● チャートにかじりつく時間が取れない忙しい人
● 株価の動きに一喜一憂したくない人
● 着実にコツコツ安定配当を得たい人

 

 

高配当株で着実にコツコツ安定配当を得る方法

 

結論からいうと、高配当株で着実にコツコツ安定配当を得る方法は、以下です。

  • 高配当・高財務・高業績の3K株(※)を半永久的に保有

 

※3K株は、私が勝手に呼んでいる名称です。

 

この方法の良いところは、一度、買ってしまえば、保有しているだけで、毎年数回、配当金を貰えるところです。

 

もちろん、そのためには、減配や無配にならない銘柄を選定することがキーポイントとなりますが、高配当・高財務・高業績の3K株であれば、減配や無配になる可能性は低いです。

 

では、その銘柄選定は、どうすればいいのでしょうか?

 

 

 

銘柄選定の方法

 

銘柄選定としては、3Kの条件に見合うものをスクリーニングすればOKです。

  • 高配当
  • 高財務
  • 高業績

 

高配当

高配当の条件としては、配当利回り5%以上が望ましいですが、相場環境にもよりますので、スクリーニングにかける際は、上下に調整します。

 

この時の注意点として、スクリーニングツールによっては、最新の配当予想が未定の銘柄の場合、前期の配当実績で、配当利回りを算出しているケースが多い点です。

 

その場合、今期の配当利回りと大きく乖離する可能性がありますので、注意が必要です。

 

ヤフーファイナンスの株式ランキング 配当利回り(会社予想)の場合は、今期の会社予想数字でランキングされていますので、こちらで確認するのもオススメの方法です。

 

ただし、こちらの場合は、今期の配当予想が未定の場合は、ランキングから除外されていますので、隠れ高配当株を見逃す可能性はあります。

 

 

高財務

自己資本比率50%以上が望ましいですが、直近の決算情報や四季報情報等から利益剰余金の額と有利子負債の額も含めてトータルで勘案します。

 

 

高業績

直近の決算情報や四季報情報等から、売上と利益が順調に右肩上がりになっているかを確認します。

 

 

ここでは、一例として、2020年8月14日現在のREITを除外した高配当利回りランキング1位のNEW ART HOLDINGSを例に、内容を確認していきます。

 

NEW ART HOLDINGS(7638)

  • 株価:625円
  • 1株配当:50円
  • 配当利回り:8.00%
  • 総資産:17,332百万円
  • 自己資本:8,288百万円
  • 自己資本比率:47.8%
  • 利益剰余金:3,927百万円
  • 有利子負債:4,855百万円

 

NEW ART HOLDINGSは、アートをキーワードとして、主にブライダルジュエリー事業、全身美容(エステ)事業、アート事業を行っている会社です。

 

配当利回りは、8.00%とかなり高配当になっています。直近安値は2020年4月6日の466円ですから、その時の配当利回りは、なんと10.73%となります。

 

その配当ですが、2021年3月期第1四半期決算短信で確認すると、2021年3月期の期末配当50円には、株式公開20周年記念配当20円を含みますとなっています。

 

つまり、この高配当利回りは一時的なものであることが分かります。普通配の30円で仮に、利回りを計算すると、4.80%となります。

 

次に、財務面に目を向けると、高財務とまではいかないのが見てとれます。

 

最後に、業績ですが、2021年3月期の連結業績予想は未定となっていますので、直近決算である2021年3月第1四半期決算短信を確認します。

売上高 営業利益 経常利益
2021年3月期第1四半期 2,839 △184 △134
2020年3月期第1四半期 4,633 830 765

※単位は、百万円。△は赤字

 

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、仕方のないことではありますが、高業績には遠く及ばないのが見てとれます。

 

以上の結果から、NEW ART HOLDINGSは、1回きりの配当狙いで購入するのならアリかもしれませんが、「着実にコツコツ安定配当を得る」ための投資候補としては除外となります。

 

今は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、業績が不透明な企業が多いですので、高配当・高財務・高業績の三条件が揃った銘柄を見つけるのは、意外と難しいのが現実です。

 

そこで、現実的な考え方としては、高財務・高業績の銘柄を、先に選定し、その中から、配当利回り2%以上で選定するようにします。そうすると、例えば、以下のような銘柄が候補として挙がります。

 

◆東京応化工業(4186)

  • 株価:5,570円
  • 1株配当:120円
  • 配当利回り:2.15%
  • 総資産:183,212百万円
  • 自己資本:141,691百万円
  • 自己資本比率:77.3%
  • 利益剰余金:120,636百万円
  • 有利子負債:11,272百万円
  • 通期連結業績予想:増収増益

 

◆東京エレクトロン(8035)

  • 株価:28,690円
  • 1株配当:660円
  • 配当利回り:2.30%
  • 総資産:1,278,495百万円
  • 自己資本:819,300百万円
  • 自己資本比率:64.1%
  • 利益剰余金:702,990百万円
  • 有利子負債:0百万円
  • 通期連結業績予想:増収増益

 

 

いずれの銘柄も半導体関連銘柄です。高財務・高業績ですが、今の株価水準ですと、配当利回りは2%ちょっとです。

 

 

 

買うタイミング

 

配当利回りが2%ちょっとでは物足りないという人も多いと思います。そこで、重要になってくるのは、買うタイミングです。

 

買うタイミングとしてベストなのは、市場全体が大きく下げた時です。直近で言えば、2020年3月のコロナショックのようなタイミングです。

 

このようなタイミングであれば、高配当・高財務・高業績の3K銘柄でも、市場全体につられて大きく下げます。

 

そのタイミングであれば、配当利回りとしては、十分、高配当といえる水準で買うことができるでしょう。

 

 

 

おまけ1

 

高配当・高財務・高業績の3K株を、高い配当利回りとなる株価で買えれば理想的ですが、そのタイミングは、あまり多くはありません。

 

そこで、ディフェンシブ銘柄のように、安定配当が期待できる銘柄を半永久的に保有するという方法もあります。

 

例えば、JT(2914)です。財務面、業績面ともに良いとは言えないですが、安定しているのは確かです。また、「経営資源配分方針として配当金は安定性を重視している」のもポイントが大きいです。

 

2020年8月14日の終値2,027.5円での配当利回りは、7.60%となっています。上場来安値は2020年7月31日の1,796.5円で、その時の配当利回りは、8.57%にまで上昇していました。

 

 

 

おまけ2

 

米国株は、日本株と違って、株主還元意識が非常に高い企業が多いです。また、日本株の場合は、年1回もしくは年2回、配当を実施する企業が多いですが、米国株の場合は、年4回、配当を実施する企業が多いです。

 

ですので、日本株にこだわらない人は、米国株の高配当銘柄で着実にコツコツ安定配当を得てみるのも一つの手です。