【ゼロから始める株式投資4】銘柄選定の仕方

レッスン3で、投資戦略を作りましたので、いよいよ、次は、本格的に売買をスタートと言いたいところですが、その前に、まだ、しないといけないことがあります。

 

そのしないいといけないこととは、銘柄選定です。

 

 

 

銘柄選定が成否を分ける!

 

銘柄選定にあたっては、当然のことながら、投資戦略とマッチしたものである必要があります。

 

考えてみれば、すごく当然ですが、投資戦略が配当利回りが高い銘柄で年利5%を目指すというものであるのに、無配の銘柄を選定しても、目標利益を上げることは不可能です。

 

したがって、目標を達成できるかどうかは、この銘柄選定が成否を分けるということになります。

 

 

 

銘柄選定の仕方

 

では、具体的にどのように銘柄選定をしていけばいいのでしょうか?

 

現在、日本の株式市場に上場する銘柄の数は、軽く3,000を超えています。

 

そのような数の銘柄を一つ一つ確認していくのは、とても大変です。

 

なかには、すべて確認しないと気が済まないという方もいるかもしれません。

 

そのような方は、時間が許すのであれば、すべて確認していけばいいのではないかと思います。

 

多くの方は時間もそうですが、それ以上にそこまでするのは面倒くさいというのが正直なところだと思います。

 

その場合はどうすればいいかというと、スクリーニングツールを使えばいいです。

 

スクリーニングツールは、多くの証券会社が提供しています。

 

スクリーニングツールを使えば、比較的カンタンに自分の投資戦略に見合った銘柄を見つけることができます。

 

また、ヤフーファイナンスのような金融情報サイトでも同じようなことが可能です。

 

どういった条件で検索するかは、当然のことながら、投資戦略にマッチしたものということになります。

 

ここでは、レッスン3の最後に設定したサンプル投資戦略を基に説明を続けます。(以降も同様とします。)

 

≪サンプル投資戦略≫

◆目標利益(率)

  • 年利5%~10%程度

 

◆具体的な投資計画

  1. 財務内容が良く、配当利回りの高い個別株を相場全体が下げた時に購入。
  2. 購入した銘柄は、減配にならない限り半永久的に保有。
  3. 減配した場合は、そのまま保有するかどうか、その時点で再検討。
  4. 保有銘柄が下げた場合は、その下げた理由が「減配」でない場合は、予め決めた購入計画に則り、ナンピン買い。
  5. 配当金および分配金は源泉徴収されて残った内、8割は再投資。2割は自由に使っていいものとする。

 

ここでは、配当狙いの投資戦略を用いて説明をしていますが、この投資戦略の最大のポイントは、買った時点でほぼ得られる利益(配当)が確定しているということです。

 

つまり、減配さえなければ(倒産する可能性の低いものを選定しているので、倒産リスクはここでは考えないものとします)、買った後に、株価が上げようが下げようが関係ないということです。

 

毎日の株価の変動を気にしなくて済むというのは精神衛生上、すごくいいことです。これは、株式投資を少しでも経験したことがある人には痛いほどよく理解できることだと思います。

 

ということで、これらの条件の中で、重視する項目としては、当然、第一に配当利回りが挙げられます。

 

したがって、配当利回りの高い銘柄から検討していくのが近道ですので、例えば、ヤフーファイナンスの配当利回りランキングの上位から見ていくことにします。

 

2020年8月14日現在の株式ランキング 配当利回り(会社予想)を見ると、ランキング第4位は、JT(2914)で、配当利回りは、7.60%となっています。

 

これは最低限の目標利益率である5%を上回っていますので、投資銘柄候補となります。

 

銘柄コード(JTの場合は、2914)には、詳細情報へのリンクが張られていますので、これをクリックします。

 

クリックして、表示された画面を見ますと、企業情報の項目がありますので、こちらをクリックして、基本情報の中の連結決算推移の項目をクリックしますと、前期から3期前までの連結決算の各種数値が記載された表が表示されます。

 

たくさんの項目が並んでいますが、財務内容が良いか悪いかを見極める判断材料としては、有利子負債と自己資本比率が重要になってきます。

 

有利子負債は、その名前の通り、利子の有る負債(借金)ですから、少ないに越したことはないです。

 

自己資本比率については、総資産に占める自己資本の割合ですから、これが高いと高財務いうことになるかと思います。

 

さらに、業績についても、ある程度は考慮する必要があります。一般的には、会社の利益の一部が配当となって、株主に還元されるわけですから、業績が良い方がもちろん望ましいです。

 

 

 

数ある候補の中から、予算とリスクの許容度に合わせて絞る

 

上場銘柄数は軽く3,000を超えると申し上げました。しかも、その数は、IPO(新規公開株)もあり、ほぼ右肩上がりに増えていっているのが現状です。

 

膨大な数の中から銘柄を絞るのは結構労力を要す作業になりますので、なるべく手間をかけずに最適な銘柄を選定したいというのが人情でしょう。

 

実際には予算とリスクの許容度に合わせて絞り込む必要があります。

 

まず、予算です。投資する資金量によって、かなり違いが出てきます。個別銘柄を売買するに当たっては、最低購入金額がありますので、予算が少ない内は、その予算内で買える銘柄の内、配当利回りが高いものを選定するのがオーソドックスな方法です。

 

先程のJT(2419)であれば、単元株数が100株で、仮に終値の2,027.5円で買うとすると、最低購入金額は、2,027.5円×100株=202,750円ということになります。(手数料等は説明の簡略化の為、考慮しないものとします。以降も同様とします。)

 

予算が30万円であれば、100株買うという選択肢しかありませんが、予算が100万円の場合、JTだけであれば、400株まで買うことができます。

 

1銘柄に集中するのはリスクが高いと考えるならば、他の銘柄に分散して買うという方法もあります(いわゆる分散投資)。

 

この辺りの方針をどうするのかというのが、実は、投資戦略の中で考えておくべき事項の一つになります。

 

各人のリスクとリターンに対する考え方によるところでもありますが、一般的には、集中投資するとハイリスクハイリターンになりやすく、分散投資するとローリスクローリターンになりやすい傾向にあります。

 

 

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