高配当株投資は難しいと言われる3つの要因とその対策

高配当株投資は難しいと言われる3つの要因とその対策

 

高配当株投資は難しいと言われる要因としては、以下が挙げられます。

  1. 基本、逆張り、つまり、株価が下落している時に買う場合が多いので、すぐに含み損状態になる
  2. 高配当株だと思って買ったのに、減配になった
  3. 一回に貰える配当金額は、あまり多くないケースが多い

 

では、これら3つの要因について、詳しく見ていくとともに、その対策について、以下に説明します。

 

 

 

基本、逆張り、つまり、株価が下落している時に買う場合が多いので、すぐに含み損状態になる

 

通常、配当利回りが上昇するのは、株価が下落した時です。

 

ということは、高配当株投資の場合、基本、逆張り、つまり、株価が下落している真っ最中に買う場合が多いです。

 

そうすると、買って、すぐに含み損状態になる場合が圧倒的に多いです。

 

また、株価が下落しているという時は、全面安の場合を除くと、その銘柄の個別の問題、例えば、業績が悪い等の悪材料がある場合が多いです。

 

したがって、ズルズルと株価は下落することになりますから、含み損は、ドンドン膨らんでいくことになります。

 

◆ 対策

その対策としては、買った後も下げるものとして、最初から計画しておけばいいでしょう。

 

これは、高配当株だから可能な計画と言っても過言ではありません。

 

なぜなら、高配当株の場合は、配当が同じだとすれば、株価が下がれば下がるほど、配当利回りは上がるからです。

 

つまり、資金が潤沢にあるのなら、下がってくれた方がありがたいぐらいだということです。

 

ただし、大前提として、信用リスクが低く、減配リスクも低い銘柄を選定しておく必要があります。

 

ここまでを、まとめると

(1) 信用リスクが低く、減配リスクも低い銘柄を選定する

(2) 自分の資金に合わせて、ナンピン買いの計画を立ててから買う

(3) ナンピン買いの計画通りに買う

 

 

 

高配当株だと思って買ったのに、減配になった

 

前項の場合は、買った後に株価が下がった場合の問題ですが、買った後に株価が下げなかったとしても、減配になるリスクは、十分、考えられるわけです。

 

◆ 対策

その対策としては、前項と半分同じで、銘柄選定時に減配リスクの低い銘柄を選定することが第一です。

 

しかし、銘柄選定時に、仮に、減配リスクの低い銘柄を選定できていたとしても、その後、保有している間に、当初と状況が変わるケースも出てくる可能性はあります。

 

その対策としては、業績をこまめにチェックすることです。

 

配当の原資は、企業が事業活動を行った結果、生み出される利益が基本となります。

 

つまり、業績が良ければ、減配のリスクは、ほとんどないと考えられます。

 

ですので、業績をこまめにチェックし、あまり芳しくなければ、他の銘柄に乗り換えることも含めて、早めに動くのがいいでしょう。

 

実際に、減配が発表されてからでは、マイナスになる可能性が高くなりますが、早めに動けば、多少の売買差益ぐらいは残せるか、プラマイゼロぐらいには抑えられるケースが多いと思われます。

 

 

 

一回に貰える配当金額は、あまり多くないケースが多いこと

 

3つ目に関しては、高配当株投資が難しいというよりは、モチベーションの維持が難しいといった方がいいかもしれません。

 

例えば、銘柄Aを平均取得単価1,000円で100株保有していたと仮定します。

 

年間1株配が50円(配当利回りは5%)だったと仮定すると、年間に貰える配当金額は、5,000円です。

 

この5,000円から税金が引かれますので、実際に受け取れる金額は、3,984円となります。

 

つまり、10万円分を最大1年間保有し続けたとして、得られる利益が3,984円ということです。

 

年2回、均等に配当を出す企業の場合だと、1回あたりは、さらに、その半分の1,992円です。

 

これだと、「少ない!」と思われる方が、ほとんではないでしょうか。

 

この3つ目が、高配当株投資というよりは、「高配当株投資を続けて意味があるのか?」という気持ちの問題として、実は、隠れた最大の難しい要因として、挙げられるのではないかと考えています。

 

◆ 対策

その対策としては、資金に余裕がある方は、買う数量を増やすことです。

 

ただ、それが簡単に出来るぐらいなら苦労はしないと思いますので、資金が少ない内は、地道に、その資金を有効活用して、資金を回転させ、高配当株の銘柄数を増やしていくのが、「急がば回れ」です。

 

その方法の概要を以下に説明します。

(1) 仮に、資金が50万円あると仮定します。

(2) その50万円の資金を最大として、銘柄Bを複数単元買います。例えば、以下のようなイメージです。

  • 1回目:500円で200株現物買い→合計100,000円(合計200株)
  • 2回目:400円で400株現物買い→累計260,000円(累計600株)
  • 3回目:300円で800株現物買い→累計500,000円(累計1,400株)

(3) 上記の後、株価が反転して、500円になったところで、1,000株現物売り

(4) (3)の結果、元の資金50万円が手元に戻り、銘柄Bを400株保有状態

 

上記は、説明簡略化のため、売買手数料、税金等は考慮していませんが、イメージとしては、ご理解いただけるのではないでしょうか。

 

要は、上記の要領で、元の資金50万円を使って、次々と、高配当株の銘柄数を増やしていけば、最初は、少ない配当金かもしれませんが、次第に、配当金が増えていくようになります。

 

そして、銘柄数が増えてくるとともに、月単位で見れば、かなりの金額になることでしょう。