
株の必勝法は存在しない?
よく、「株の必勝法など存在するわけがない!」と言われたりします。
そのように言われる代表的な理由とは、以下のようなものではないでしょうか?
- 仮に、株の必勝法は存在するとして、それが広まれば、皆がその必勝法を使うので、もはや必勝法ではなくなる。
このように言われれば、「それは、そうかもな?」と、なんとなく納得してしまうかもしれません。
しかし、実際のところは、ケースバイケースだと思います。
そもそも、必勝法の「勝」の定義は?
必勝法は存在するか?といった場合に、そもそも、「勝」の定義は、どうなっているのでしょうか?
「勝」と言えば、「儲かる」ことといって、異論はないと思います。
その前提に立つなら、「株の必勝法は存在します。」
株の必勝法
株の必勝法は、その方法論自体は、いくつも存在すると思います。
一例を挙げるなら、以下のような方法です。
- 好財務好業績高配当株をバイ・アンド・ホールド
この方法なら、株を買えば、定期的に配当金が入ってきますので、儲かるということができます。
もちろん、倒産したり、無配になれば、配当金は入ってきませんので、その時は儲けられませんが、その可能性はゼロではないにしても、限りなくゼロに近いと言えます。
なぜなら、好財務好業績高配当株を買っているからです。
では、そのような株の必勝法があるにも関わらず、ほとんどの方が、行っていないか、もしくは、そのような話が表に出てこないのは、どうしてでしょうか?
それは、「たしかに、必勝法に当たるのかもしれないが、儲かる、つまり、配当金の額では、たかが知れている。」と考える人が多いからではないかと思います。
そうなんですね。
高配当株と言っても、利回りは、よくて5%程度です。
この程度での利回りでは満足出来ない人が多いということなのでしょう。
たしかに、最初の内は、たいした儲け(配当)ではないかもしれませんが、株数が増えてくれば、それなりの儲けになりますし、さらには、その儲けがある程度、貯まった段階で再投資すれば、それがさらに儲けにつながるわけですから、そのある程度までを乗り越えられるかがポイントなのだとは思います。
それと、もう一つ付け加えるならば、配当の額以上に値下がりして、含み損が大きくなる可能性もありますので、過去に、そのような経験をしたことがある人は、手掛けにくいというのもあるのかもしれません。
その対策としては、最初から買った後に値下がりした時のことを考慮し、ナンピン買いする前提で、資金計画や購入計画を立てるのがいいかと考えます。
ナンピン買いは、一般的には推奨されませんが、好財務好業績高配当株であれば、ほとんどの場合、ナンピン買いしたとしても、問題ありません。
なぜなら、ナンピン買いすればするほど、配当利回りは上がるからです。
しかも、好財務好業績高配当株であれば、その後、株価がリバウンドする場面では、割と早い段階で、含み損も解消される可能性が高いからです。
注意点としては、「好業績かどうか」です。
これについては、世の中の経済情勢次第では、好業績ではなくなる可能性もありますから、決算内容等を随時チェックする必要があるでしょう。