大幅減配銘柄を掴まない為に確認すべき3つのポイント

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大幅減配銘柄を掴まない為に確認すべき3つのポイント

 

高配当銘柄 2017年10月13日現在で、第6位となっていた京都きもの友禅(7615)が2017年10月25日の中間決算発表の1週間前となる10月18日に、2018年3月期中間決算および本決算の業績予想を大幅下方修正しました。

あわせて、期末配当予想も従来予想の30円から12円と18円も減額になる大幅減配を発表しました。

高配当銘柄 2017年10月20日現在では当然ながらTOP10圏外となっています。

保有していた人からすると、ここまでの大幅減配を行うとは思ってもみなかったことでしょう。

では、このような大幅減配銘柄を掴まないで済む方法はないのかということで、京都きもの友禅(7615)を例に確認すべき3つのポイントについて、考えてみます。

 

ポイント1:財務内容

まず、最初に確認すべきポイントは、財務内容です。

一般的には、財務内容が良いと、減配リスクは軽減される傾向です。

もちろん、信用リスクを考慮する上でも大きなポイントです。

京都きもの友禅の2018年3月期1Q決算発表時の財務状況は以下のようになっています。(単位:百万円)

総資産 15,002
自己資本 7,247
自己資本比率 48.3%
資本金 1,215
利益剰余金 7,640
有利子負債 0

財務内容に関しては、まずまずといったところです。

有利子負債は0ですし、自己資本比率も及第点ではないでしょうか。

 

 

ポイント2:業績動向

次に、四半期決算等で業績動向を確認します。

京都きもの友禅の場合は、直近決算発表が2018年3月期1Q決算ですので、その内容を確認します。

1Q決算の内容を見ると、売上高は前期比-13.1%の2,929百万円で、当期利益は同-44.1%の113百万円と大幅な減収減益となっています。

さらに、小売業である京都きもの友禅の場合は、月次受注高の推移を公表していますので、そちらもチェックしてみます。

2017年9月までの合計を見ると、前年比77.1%と大幅な受注減となっています。

注記に書かれていますが、受注から売上計上までには1~2ケ月のタイムラグがあるということですから、今後の売上減は容易に予想がつく状況です。

出典:京都きもの友禅のホームページ(2018年3月期月次受注高の推移)

 

 

ポイント3:配当政策(配当性向)

最後に、配当政策を確認します。

決算短信等に、配当政策の内容が書かれているはずです。

具体的に書いてない場合でも、配当性向に関しての記述があると思います。

京都きもの友禅の場合は、2016年3月期は、純利益は赤字でしたが、期初計画通り、配当を実施しています。

2017年3月期も、配当性向が111.4%となっていますので、期初計画通りになるよう、純利益以上に、配当を実施しているようです。

 

 

3つのポイントをトータルで判断する

多少、業績が悪くても、財務内容が良く、配当政策上、高配当を維持する方針であれば、期初計画通りに配当を実施するケースも多々あります。

京都きもの友禅の場合は、月次受注高の推移を見れば、売上が振るわないことは容易に想像できます。

売上が振るわないと、当然、利益も振るわないか、最悪の場合、経費倒れになって、赤字になるケースもあります。

よって、京都きもの友禅の場合は、月次受注高の推移を確認していれば、業績が悪いのはある程度、想像できると思います。

あとは、業績が悪いなかでも、配当を期初計画通りに行うかどうかの見極めですが、これは、正直、難しい部分です。

安全策を取るなら、業績が大幅に悪くなりそうであれば、減配になる可能性もあると考え、別の高配当の銘柄に乗り換えるのが賢明ということになるでしょう。