株初心者にとって分かりにくい株価変動要因

stock-beginner-2

株初心者にとって分かりにくい株価変動要因

 

チャートを見るとよく分かりますが、ほとんどの銘柄の株価は、波のように、波動を描きながら、上にいったり、下にいったりを繰り返しています。

もちろん、中には、ほぼ一本調子で上昇している、もしくは、ほぼ一本調子で下降しているような銘柄も見受けられますが、そのような銘柄の方が珍しいといってもいいのではないでしょうか。

株初心者の場合、定石通り、業績の良さそうな銘柄を選んだり、雑誌等で業績好調と取り上げられている銘柄を買ったりしたのに、全然、株価が上昇しないと嘆いている人も多いかもしれません。

現在のような色々な金融商品が存在する場合には、株価は、その銘柄単独の業績というよりは、相場全体の流れに左右されるケースの方が多いと思います。

単独銘柄ではなく、相場全体によって、株価が変動する要因としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. 為替
  2. 信用取引
  3. (日経225)先物取引
  4. 配当等の権利確定日および権利落ち日

 

 

1.為替

よくニュース等で、「円安に振れたので、株価が上がりました。」とか、逆に、「円高に振れたので、株価が下がりました。」というような解説をされているのを聞かれたことがあるのではないでしょうか。

これは、日本企業の場合は、輸出企業が多いので、円安に振れた方が、利益が増えるということによります。

最近でいうと、地政学リスクによって、円高に振れるケースも結構あります。

 

 

2.信用取引

信用取引とは、保証金を証券会社に差し入れることによって、その保証金を担保に、保証金の約3倍の金額の取引が可能となる仕組みのことです。

最低の保証金額は、30万円と定められています。

また、保証金維持率というものも定められており、これらが、相場環境次第では、全体に大きく影響する事態に発展したりします。

その代表的なものが「換金売り」と呼ばれるものです。

単純に言うと、「追証」対応のために、売りたくなくても売らざるを得なくなるということです。

 

 

3.(日経225)先物取引

日経225先物取引とは、日経平均株価(日経225株価)のある一定先の価格を取引するというものです。

実際のところでいうと、日経225先物価格に対応するように、日経平均株価に採用されている225銘柄の現物株が売買されているようなものです。

よって、日経225先物価格が上昇すると、日経平均株価も釣られて上昇したり、逆に、日経225先物価格が下降すると、日経平均株価が下降するということになりがちです。

これが経済ニュースとかで、よく使われる、「先物を主導に日経平均株価が下降しました」等ということの意味です。

つまり、先物価格が動くと、それに同調して、現物価格も動くイメージです。

また、先物取引は、ある一定先の価格を取引すると説明しましたが、日経225先物(ラージ)の場合、3月、6月、9月、12月物があります。

そして、それぞれの月の第2金曜日の寄り付き価格で清算されることになります。(つまり、売買としては、その前日の日中取引が期限)

例えば、2017年9月限の場合は、2017年9月8日(金)が、その清算日で、メジャーSQと呼ばれるものです。

よって、その週の始めや中頃は、メジャーSQに絡んで、日経平均株価が大きく変動することがあります。

このような時に、株を始めたばかりの初心者の方は、困惑しがちだと思いますが、実は、このような背景があるわけです。

 

 

4.配当等の権利確定日および権利落ち日

各企業は決算日が決まっており、本決算の期末、もしくは、その他の期末時点での株主を対象に配当を実施します。

全ての企業が実施するわけではありませんが、配当等を目当てに買いたいと思う投資家が相当数いますので、その配当等を貰える権利が確定する日に向けて、株価が上昇するケースが結構あるわけです。

逆に、配当等を貰える権利をゲットすれば、次の銘柄に乗り換えようとして、権利落ち日に売りが出るといった具合です。

また、決算発表前は、業績が良いのか悪いのかを見極めてから、売買しようという投資家も存在しますので、値動きが悪くなったりもします。

おそらく、すぐには理解できないと思いますが、長く続けていると、「また、同じようなことを言っているな!」ということで、理解できるようになっていくと思いますので、少しずつ理解していただければと思います。