
保証金と証拠金の違い
株取引には、現物取引と信用取引があります。
この内、信用取引では、株式購入の資金や株式を証券会社から借り入れて株式の売買を行います。
この時、委託保証金と呼ばれる担保を証券会社に差し出す(証券口座に預け入れする)必要があります。
他方、先物取引やオプション取引を行う場合、証拠金と呼ばれる担保を証券会社に差し出す(証券口座に預け入れする)必要があります。
このように、信用取引の場合の担保のことを保証金と呼び、先物取引やオプション取引の担保のことを証拠金と呼んでいますが、実質的には同じことを表しています。
保証金および証拠金ともに、現金が原則ですが、有価証券をもって代用することができます。
ただし、有価証券の場合は、掛目(かけめ)が異なります。
追証(おいしょう)
追加保証金、もしくは、追加証拠金のことを略して、追証(おいしょう)と呼んでいます。
信用取引および先物取引等のいずれの場合も、同じ追証と呼んでいます。
保証金と証拠金のどちらにも、「証」が付いているのが、面白いと言えば、面白いです。
ただし、実際の「追証」が必要な場面では、面白くない人が多くなります。
「追証」が必要な場面は、暴騰(あまり起こらないです。)、もしくは、暴落(結構起こります。)の場面ですので、踏み上げや投げ売りによって、思わぬ株価になったりするものです。