普通分配金と特別分配金の違い

dividends

分配金とは?

 

分配金とは、投資信託の原資の中から、投資家に、文字通り、「分配」されるお金のことです。

ただし、必ずしも、分配されるわけではなく、分配可能な原資がある時に分配されるというイメージです。

 

 

毎月分配型とは?

分配金は、毎決算時に、分配可能な時に、支払われます。

決算は、株式の場合、四半期決算が一般的ですが、投資信託の場合は、各々の投資信託によって異なります。

年1回のものもあれば、年2回のものもあります。

そして、毎月決算を行うものまであります。

ここ数年、個人投資家に大人気なのが、この毎月決算を行うタイプの投資信託で、毎月決算型投資信託と呼んだり、毎月分配型投資信託と呼んだりします。

なぜ、人気なのかというと、毎月、お小遣いのように、分配金が支払われるからです(支払われない場合もあります)。

実は、この分配金には、2種類あり、1つは、普通分配金、もう1つは、特別分配金と呼ばれるものです。

 

 

普通分配金とは?

分配金という言葉のイメージからすると、投資信託の決算時に、収益を投資家に分配すると考えられるのが一般的かと思います。

普通分配金は、まさに、そういうイメージです。

もう少し厳密にいうと、分配金落ち後の(分配金を差し引いた後の)基準価額が、個別元本と同額かそれ以上の場合に、当該収益分配金を普通分配金といいます。

 

 

特別分配金とは?

他方、分配金落ち後の(分配金を差し引いた後の)基準価額が、個別元本を下回っている場合、分配金の内、その下回っている部分を、特別分配金といいます。

名前のイメージからすると、「特別」分配金の方が、「特別」なので良いような感じがしますが、本来の収益を分配するという概念からすると、こちらの「特別」分配金の方は、良くないと言われている専門家の方が多いです。

なぜなら、この特別分配金というのは、元本を一部払い戻ししているだけなので、投資という観点からすると、収益が増大しているわけではないからです。

 

 

普通分配金と特別分配金では、どちらが良いか?

実は、多くの専門家は、どちらも良くないとおっしゃっています。つまり、毎月分配型投資信託自体が良くないとおっしゃっているわけです。

その理由としては、端的に言えば、資産が増えにくい金融商品ということです。

資産を増やそうと思えば、複利の効果を利用した方が良いですが、毎月分配型投資信託は、収益を再投資するのではなく、毎月、分配してしまうので、仮に、収益が出たとしても、単利になるというのが、普通分配金のケースです。

他方、特別分配金の場合は、先程申し上げた通り、元本を一部払い戻ししているだけなので、単利にもなっていないというわけです。

 

 

違う見方をすると

上記のことは、もちろん真実ですが、格言でいうと、

① 利食い腰を強く

というイメージに近いと思います。

一方、以下のような格言もあるわけです。

② 利食い千人力

①と②は、正反対のことを言っているわけです。

しかし、それぞれを個別に聞けば、どちらも正しいとなるでしょう。

このことが、毎月分配型投資信託にも当てはまると思います。

特別分配金の場合は、利益ではないので、どちらかというと、

③ 損切り万両

の方が近いかもしれませんが・・・。