株の配当金で生活するには最低いくらの資金が必要か?

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配当とは?

 

「配当」という言葉について、Wikipedia で調べてみました。

配当(はいとう)とは、金銭等を「割り当てて配ること」あるいは「割り当てて配られたもの」をいう。会社や保険、ギャンブル(賭博)、破産手続き、民事執行手続き等で用いられる。

出典:配当-Wikipedia

 

要は、お金等を「割り当てて配ること」ということのようです。

株式会社の場合、ある一定の期間の業績に応じて、株主に対して、利益を還元するために、「割り当てて配るお金のこと」、といったところでしょうか。

ここで、「利益を還元するために」という表現をしましたが、実際のところは、会社自体に利益が出ていなくても、配当を出すケースもあります。

 

 

株の配当金で生活するには、いくら必要か?

ここでは、説明を簡易にするため、税金等は考慮しません。

仮に、年間に必要なお金が600万円(毎月50万円×12)だとします。

年間配当利回りが5%だとすると、

6,000,000 ÷ 0.05 = 120,000,000

1億2千万円の資金が必要ということになります。

これでは、とても無理だと感じてしまいますよね。

では、年間に必要なお金が半分の300万円だと、どうでしょう?

この場合は、6千万円の資金があれば、可能なわけです。

これでも、まだ、普通の人には、無理でしょう。

では、3千万円の資金で年間配当利回りが10%なら、どうでしょう?

この場合も、まだ、無理がかなりありますが、絶対に無理とはいえないレベルまで近付いたのではないでしょうか?

 

3千万円の資金で、配当利回り10%は可能か?

結論からいいますと、可能です。

もちろん、「ただし」がつきますが。

 

前提条件

株式投資に限ったことではありませんが、リスクは、かなり、あります。

そもそも、株式投資は元本保証されていませんので、リスクのある金融商品ですが、いわゆるリスクというと次の3つが挙げられます。

  1. 信用リスク(倒産リスク)
  2. 値下がりリスク(価格変動リスク)
  3. 流動性リスク

 

1.信用リスク(倒産リスク)

いわゆる、「紙くず」になるリスクですね。倒産してしまうと、全てがパーです。

 

2.値下がりリスク(価格変動リスク)

配当金狙いの場合、仮に、買った時よりも値下がりしたとしても、倒産せず、配当金も支払われるようなら、特に問題にはなりません。

ただし、一般的には、値下がりするということは、業績が芳しくないケースが多いですので、減配、もしくは、無配になる可能性も出てきます。

財務内容が良好で、内部留保が潤沢にあれば、多少、業績が良くなくても、配当金は期初の計画通り、支払う企業もありますので、そのような企業に投資するのが賢い選択です。

 

3.流動性リスク

こちらは、配当金狙いの中長期投資を前提とするなら、そんなに問題にはなりません。

流動性リスクとは、買いたい時に買えない、もしくは、売りたい時に売れない、というリスクです。

つまり、売買している投資家が少なく、約定(売買が成立)する絶対量が少ないために、例えば、普通なら1,000円で売れてもいいところなのに、1,000円で売りたい投資家がいない(もしくは、少ない)ということです。

 

① 3,000万円の資金で配当利回り10%可能な例(ただし、リスクは非常に高い)

これまた、結論から言います。

配当利回り10%以上の投資信託を3,000万円分買う。

(投資信託なので、言葉的には、分配金と呼んだほうが正確ですが、ほぼ同じことです。)

たった、これだけです。

ただし、リスクは非常に高いです。

また、投資信託の場合、タコ足配当(分配)といって、信託財産から分配金を支払うケースが多々あります。

この場合、当初、総額3,000万円で買っていたとしても、その3,000万円分の中から一部取り崩して、分配金を支払っていますので、自分の資産としては、3,000万円から目減りした形となります。

ということは、分配金を貰った後からは、自分の資産の投資信託としては、2,700万円になっている可能性もあるということです。

この辺りを説明しようとしますと、それだけで1記事が書けてしまうぐらいの量になりますので、別の機会に譲りたいと思います。

 

② 3,000万円の資金で配当利回り10%可能な例(ただし、リスク、難易度ともに高い)

2017年8月30日現在でいうと、年間配当利回り10%を超える上場会社はありません。

しかし、年間配当利回り5%を超える上場会社は、2社あります。

  1. プロスペクト(3528)5.36%
  2. KG情報(2408)5.20%

プロスペクト(3528)の決算日は3月31日で、配当は、4Qの年1回です。

KG情報(2408)の決算日は12月20日で、こちらの配当は、2Qと4Qの年2回です。

配当は、2Qもしくは4Q基準日における株主に対して、支払われます。

逆にいうと、その基準日に株式を保有していればいいわけですから、これを利用するわけです。

つまり、プロスペクトの場合は、3月31日時点でKG情報の場合は、6月20日と12月20日時点で、株式を保有しているように売買すれば、両方の5%超えの配当、つまり、2つ合わせて、10%超えの配当を見事ゲットできるという算段です。

ここで、賢明なあなたは、お気づきになったことでしょう。

そう、このシナリオには、あくまでも、前提条件がつきます。

このシナリオだと、年3回、配当を貰う権利を得る為に買う必要があります。

したがって、その3回とも、年間配当利回りが5%を超える株価で買える必要があるのと、買った後に、資金が3,000万円から目減りしない範囲で売れる必要があります。

※注記:KG情報の2Q配当は、既に終わっていますので、上記は一例ということで、ご了承ください。

 

【2018年5月27日追記】③3,000万円の資金で配当利回り10%可能な例(ただし、リスク、難易度ともに高い)

ベリテ(9904)の2019年3月期予想1株配は32円です。

つまり、株価320円で買え、かつ、配当も減配等なければ、配当利回りは、10%となります。

ただし、今後、株価が320円まで下げる可能性は、低いと思われます。

 

 

(かなり強引な)まとめ

配当で(最低限の)生活をするには、3,000万円資金が必要。

ただし、リスクは、メチャクチャありです。