エントリー時に株の勝ち負けは、ほぼ決まっている?!

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エントリー時に株式投資の勝ち負けは、ほぼ決まっている?!

エントリー時、つまり、買いから入るなら、買いエントリー時に、売りから入るなら売りエントリー時に勝ち負けは、ほぼ決まっているといったら、多くの人は異議を唱えることでしょう。

しかし、100%と言わないまでも、80%ぐらいの確率で、エントリー時に勝ち負けは、ほぼ決まっていると言っても過言ではないかと思います。

なぜか?

 

実際の取引を振り返ってみれば思い当たるフシがあるはず?!

多くの人は、エントリーすれば、株価が気になって仕方がないと思います。

何せ、株価の上げ下げで、自分の持ち株の含み損益が上下するわけですから。

ましてや、たくさんの株数を保有しているとすれば、尚のこと気になるのが人の心情というものでしょう。

例えば、株価1,000円の銘柄Aを1,000口買ったとします。

株価が1円動けば、含み損益は、1,000円単位で上下することになります。

株価が上昇すれば、含み益が増えることになりますから、ラッキーな状況です。

しかし、株価が下落すれば、逆に、含み損が増えることになりますから、堪ったものではありません。

 

 

エントリー時に自分が考えたのと反対に動いた場合のことを予め考えているか?

買いエントリー時は、その後、株価が上昇したら利益確定の売りをするつもりでいることでしょう。

では、買いエントリーした後に、株価が下げた時は、どうでしょうか?

通常は、以下のいずれかでしょう。

  • 損切りする
  • ナンピン買いする
  • 塩漬けにする

 

① 損切りする

多くの投資本では、ある程度、下げたら、損切りするよう、勧めています。

被害が大きくならない内に、その芽を摘んでしまおうという考え方です。

「損切り万両」という投資格言がありますが、このことを指しています。

言ってる意味は、よく分かるのですが、実際に損切りするとなると苦渋の決断になりがちです。

 

② ナンピン買いする

「ナンピン」は、漢字で書くと、「難平」となり、直接的に訳すと、「難を平らにする」という意味になります。

例えば、最初1,000円で100株買った銘柄を、その後、値下がりしたので、800円でさらに100株買ったとしましょう。

そうすると、全体では、平均単価900円の株を200株買ったのと同じになります(ここでは手数料等は考慮しないこととします。以降も同様です。)

最初の1,000円からすると、平均単価としては、100円下げることができたと考えるわけです。

さらに下げたとして、さらにナンピン買いすれば、平均単価としては、下げることができますので、一見良い手法のように思われるかもしれませんが、実は、トータルで考えても含み損は、どんどん増えていくことになりますので、資金にかなり余裕がないと耐えられない手法でもあります。

 

③ 塩漬けにする

含み損を抱えたまま、保有している株のことを「塩漬け株」と言います。

売らなければ(損切りしなければ)、損は確定しませんので、反発することを願って保有し続けるということです。

 

 

勝ち負けということで考えると・・・

①の損切りは、みなさん「負け」とすぐ認められるでしょう。

②のナンピン買いは、その後、反発し、利益が出る水準以上に株価が上昇すれば、「勝ち」ということになりますが、実際のところでいうと、一旦下げ出した銘柄は、ズルズルと、その後も下げ続ける傾向が強いですので、ナンピン買い後に反発しなければ、そのまま、③の「塩漬けにする」に移行するケースも多いと思われます。

したがって、トータル的にいうと、「負け」になる場合が多いでしょう。

③の「塩漬けにする」も、「負け」を認めていないだけで、別の銘柄を買える機会を損失しているという意味では、実質、負けているようなものだと考えられます。

エントリー時に勝ち負けは、ほぼ決まっているという意味は、このことからお分かりいただけると思います。

つまり、エントリー時に、自分が考えているのと反対の方向に株価が動いた場合に、どうするかを、予め決めており、その予め決めている計画が、どう転んでも勝てるような計画になっているかどうかで、勝ち負けは決まっているようなものだということです。

 

 

人は感情に支配されている?!

株式投資をするのは、儲けたいという「欲」があるからです。

そして、この「欲」は、当然のことながら、少しでも多く儲けたいということにも繋がります。

一方、人は、なるべく「苦痛」を避けたいと考えるものです。

損切りするなどという行為は、「苦痛」以外の何物でもないでしょう。

これらは、人の感情としては、至極当たり前のことです。

しかし、株式投資を行う上では、しばしば、困ったことに繋がります。

勝負の世界では、いつも頭はクールに、つまり、いつも冷静な判断をする必要があります。

しかし、「欲」と「苦痛」、さらには「恐怖」の感情に、人は往々にして支配されてしまいます。

典型例が、「バブル」や「パニック売り」です。

「バブル」は、多くの人が「欲」に駆られた結果ですし、「パニック売り」は、多くの人が「恐怖」に駆られた結果です。

これらは、もちろん極端な例ですが、実は、普段の株式投資も程度の差こそあれ、似たようなものなのです。

 

 

では、エントリー時に「勝ち」にするには、どうすればいいか?

答えはカンタンです。

エントリー後の動きは、上げるか、下げるかしかないのですから、この2つともに対して、「勝てる」戦略を立てておけばいいわけです。

こう書くと、上げても下げても「勝てる」戦略などあるわけないと思われることでしょう。

しかし、あります。

ただし、この戦略を実行することによって、得られるであろう利益に満足できるかどうかが問題ですが・・・。

 

 

エントリー時に「勝ち」にする戦略

具体的には、以下の条件を満たす株式を中長期で保有し、下げたら買うだけです。

上げてもキャピタルゲインを得るのではなく、基本的にはホールドです。

  1. 好財務
  2. 高配当利回り(出来れば年々増配傾向にある銘柄)
  3. 業績が悪くない

どうです?

面白くないですか?

たしかに面白くない戦略だと思います。

しかし、この戦略だと、「損切り」という「苦痛」を味わう必要は、ほぼありませんし、「パニック売り」は、逆に買い増しのチャンスです。

面白くない最大の理由は、儲けに相当するのがインカムゲインだけなので、1年を通しても、たかだかしれているということになるかと思います。

それでも、高配当銘柄に絞って投資すれば、年利5%程度は目指せるでしょう。

したがって、あなたが年利5%程度で満足できるなら、十分、検討するに値する戦略ということになります。

年利5%程度では満足できないのであれば、この作戦は実行されることはないでしょう。

 

株式投資の戦略とは?

話が前後しますが、そもそも株式投資の戦略において、何をどう決めればいいのかについて説明します。

 

戦略を練る上で最も重要なこと

戦略を練る上で最も重要なことは、適切な目標設定です。

考えてみれば、すごく当たり前のことですが、軽視されがちです。

軽視されがちなのは、多くの人が、短期間で大きく儲けたいと考えるからでしょう。

その気持ちは、よく分かります。

しかし、資金が仮に10万円として、1年後に、1億円という目標を設定したとしても、その目標を達成できる可能性は極めて低いでしょう。

では、適切な目標設定とは、どのようなものでしょうか?

 

 

適切な目標設定

適切な目標設定とは、以下のようなものです。

  • 普通にやっていては達成は難しいが、少し工夫して努力すれば達成可能なレベルの目標設定

ハッキリ言って、この「少し工夫して努力すれば達成可能なレベル」というのは、個人差が大きいです。

先程の資金が仮に10万円という例でいえば、1年後に20万円というのが適切な人もいれば、100万円というのが適切な人もいることでしょう。

もっと少なくて、15万円というのが適切な人もいることでしょう。

また、そもそも資金が10万円でなく、1,000万円だとしたら、この場合も個人差が大きいでしょう。

 

 

では、具体的に、適切な目標設定は、どうするのが良いか?

結論からいいますと、パーセンテージで目標設定するのが良いです。

これなら、資金の多寡にかかわらず、一律に設定が可能です。

 

 

では、そのパーセンテージは、いくらぐらいが良いか?

当サイトは、安全重視のスタンスをオススメします。

つまり、比較的リスクを抑える投資手法を取るというものです。

したがって、パーセンテージの目標設定としては、年利5%程度を目標とします。

安全重視のスタンスで、かつ、インカムゲイン中心に考えますので、少なくとも当初は、この程度になります。

ただし、中長期でみて、もっと、利回りが高くなるように、銘柄選定することは可能です。

 

配当利回り

さて、中長期で利回りを高くするための銘柄選定の方法を説明します。

今、仮に、平均取得単価1,000円の銘柄Aがあったとして、その年間配当が1株当たり50円だとすれば、配当利回りは以下のようになります。

50 [円] ÷ 1,000 [円] × 100 = 5 [%]

 

 

配当利回りが高くなるのは?

平均取得単価1,000円の銘柄Aをそのまま中長期で保有すると考えた場合で、銘柄Aの業績が年々拡大していく場合を考えてみます。

業績拡大に伴い、1株当たりの年間配当も増加したとして、仮に100円になったとします。

そうすると、配当利回りは以下のようになります。

100 [円] ÷ 1,000 [円] × 100 = 10[%]

どうです?

すごくありませんか?

実際、中長期で保有していれば、このような高利回りの銘柄も出てきます。

ただ、このように配当が年々増えていくような銘柄は、業績がすこぶる良いはずですので、株価も大きく上昇しているはずです。

したがって、キャピタルゲイン(売買差益)を得るほうを選択した場合は、高利回りを継続することはできません。

まあ、どちらにしても、このような状態になれば万々歳ですが・・・。