信用取引と先物取引活用法1

利乗せの信用買いで稼ぐ方法

 

私が、よく使う投資のやり方で、「利乗せ(りのせ)」というものがあります。

「利乗せ」というのは、既にある建玉(たてぎょく)に利益が乗っている状態で、更に同じ建玉を増やして、利益を上乗せすることです。

増やした分の利益を元々の利益の上に乗せるイメージから、こう呼ばれています。

ただし、思惑が外れて、建玉を増やした後に、反対方向に動いた場合は、「利乗せ」にならないばかりか、下手をすると、元々の利益も吹き飛んで、最悪のケースでは、マイナスになることもありますので、ご注意ください。

 

利乗せの買い

私の場合、信用取引は、ほとんどのケースでは、空売りにしか使いませんが、たまに、買いで、使うのは、この「利乗せの買い」の時です。

しかも、ほぼ使う場面は決まっています。

それは、日経平均株価が高値もみ合いになって、さらに、上に往きそうな場面です。

私が半永久的に保有するつもりにしているのが、上場インデックスファンド225(銘柄コード:1330、以下、「1330」と言います)です。

今も2012年に現物買いしたものを保有し続けています。

で、この、日経平均株価が高値もみ合いになって、上へブレイクするタイミングで、信用買いするということを繰り返してきました。

セオリーは上へブレイクした時、まさにそのタイミングですが、私の場合は、一旦、上へブレイクして、その後の押し目部分で買うというケースが多いです。

今回のケースでも、利乗せの信用買いを1月12日にしました。

 

フリーETF

この時、いつも買い建てするのが、別の225ETFであるMAXIS日経225上場投信(銘柄コード:1346、以下「1346」と言います)です。

したがって、厳密には、同じ建玉ではありませんが、どちらも日経平均株価に連動していますので、ほぼイコールと考えて差し支えないかと思います。

この「1346」は、カブドットコム証券の独自サービスであるフリーETFの対象銘柄で、何株売買しても、売買手数料が0円なんです。

上場投資信託なので、他の証券会社でも売買できますが、売買手数料が0円となるのは、カブドットコム証券で売買した時だけです。

売買手数料は0円ですが、信用取引(買い)の場合、買方金利が別途、必要になります。

現物買いなら、買方金利は当然不要ですので、そうすればいいと思われるかもしれませんが、このケースでは、敢えてしません。

その理由は、ほとんどの場合、買方金利を払うより、逆日歩(ぎゃくひぶ)で受け取る金額の方が多いからです。

例えば、今回のケースを例に説明します。

カブドットコム証券の場合は、買方金利(制度信用)は、通常プランで、2.98%です。

私の買い建玉単価は、24,330円で、100口建玉していますので、1日当たりの買方金利は以下で計算できます。

24,330×100×0.0298÷365=198.6[円]

一方、逆日歩が発生している時は、1日当たり、ほぼ500(5×100)円受け取れます。

下の画像は、実際の建玉の詳細画面ですが、ご覧のように、「逆日歩(・貸株料)」の金額が、買方金利を上回っているのがお分かりになるかと思います。(もちろん、手数料の項目は0円です。)

ちなみに、逆日歩等の詳細は、日証金のサイトが分かりやすいです。

 

 

敢えて信用買いにしている3つの理由

1つ目の理由は、上で説明した「受け取る金額」の方が多いケースがほとんどだからです。

少額とはいえ、普通なら金利負担があるところ、逆に、お金が貰えるのですから、逆日歩の間は、ずっと、建玉していてもいいと思えるぐらいです。

2つ目の理由は、資金効率です。

信用取引だと、含み損状態にならず、代用証券があれば、実質、現金は使わずに、売買できますので、資金効率が良くなります。

3つ目の理由は、早め早めに決済しようと動けるからです。

この3つ目は、私特有かもしれませんが、意識していないと、ズルズルと同じポジション(今回で言えば、買いポジション)のままで、居続けてしまう傾向があります。

しかし、信用取引にしていたら、早めに決済しようと意識しますし、今回のようなケースでは、遅くとも、逆日歩でなくなった時には、決済しようと考えますので、私には非常に都合が良いからです。

 

 

「1330」が、継続保有できている理由

もうお分かりだと思いますが、上記のようなことを繰り返してきた結果、「利乗せの買い」の方の「利益」だけ確定してきたので、「1330」は、売却せずに、結果として、継続保有できています。

ちなみに、「1346」の「利乗せの信用買い」に対する(仮の)利益確定は、「日経225(ミニ)先物売り」で行っています。

この話をし出すと、また、長くなりますので、別記事でご紹介したいと思います。