3月末決算の高配当株は買うべきか否か?判断ポイント

3月末決算の高配当株は買うべきか否か?判断ポイント

 

最終更新日:2018年3月24日

2018年3月23日(金)の日経平均株価は、前日比で、一時1,000円を超える大幅な下落となりました。

今年の3月末決算企業の権利付き最終売買日は、2018年3月27日(火)ですので、配当狙いで買うべきか否か?悩んでおられる人も多いのではないかと想像しています。

では、そのような時に、どのような基準で、買うべきか否か?を判断するのがいいのかについて、考慮する点を考えてみます。

 

 

投資期間

本来であれば、トータルの投資戦略として考える必要がある事項ですが、それを言ってしまうと話が終わってしまいますので、個別に考えるという前提になります。

一番の判断ポイントは、投資期間です。

要は、短期売買(投資)なのか、中長期投資なのか、ということです。

 

 

短期売買

今年の権利付き最終売買日は、2018年3月27日(火)ですので、現時点でいうと、あと2営業日です。

2018年3月23日(現地日付)の米国市場は、続落となっており、大証の日経225先物取引のナイトセッションでも、日経225先物(2018/06限月)が、下落して終了しています。

したがって、週明けの3月26日(月)も続落で始まる可能性が高いですので、3月23日(金)終値よりも、さらに高配当利回りで買える可能性が高いです。

短期売買の場合は、普通であれば、権利落ち日となる3月28日(水)に、早々と売るケースが多いですので、3月26日(月)もしくは3月27日(火)に、買った価格よりも高く売れれば、短期売買は、成功と言えるでしょう。

もっとハードルを下げるならば、「配当金>売買差損」となれば、トータルでは、一応は及第点と言えるかもしれません。

しかし、日経平均株価の週足チャートベースで言っても、下降トレンドに転換したと考える必要がありますので、「配当金<売買差損」となる可能性のほうが高いと考えておく必要がある場面です。

そのように考えると、短期売買の場合は、配当金を貰う権利を獲得できたとしても、トータルで考えると、損をする可能性が高いですので、リスクを取りたくないなら、止めておいたほうが良いでしょう。

 

 

中長期投資

中長期投資が前提で、かつ、権利落ち日以降に、含み損状態になっても、特に問題ないのであれば、買っても良いのではないかと思います。

ただし、以下の条件を満たしている銘柄にしておくのが無難です。

  1. 当期の業績見通しが悪くないこと
  2. 来期の業績見通しが悪くないこと
  3. 財務内容が良いこと

 

 

1.当期の業績見通しが悪くないこと

3月末決算企業の場合、既に2018年3月期の3Q決算発表は終了していますので、その3Q決算の結果を見れば、業績が順調かどうかが分かります。

業績は良いに越したことはありませんが、最悪でも、悪くなければ、期末配当は、予定通りの金額となる可能性が高いですので、まずは、そこを押さえておく必要があるでしょう。

業績見通しが悪いと、今後、減配の可能性もありますし、最悪のケースでは、無配という可能性も0ではありません。

最近の例ですと、1月決算企業のアマガサ(3070)は、本決算発表時に、いきなり、無配となったケースがあります。

 

 

2.来期の業績見通しが悪くないこと

当期の業績見通しは、3Q決算までの推移等を考慮すれば、まだ分かりやすいほうですが、来期の業績見通しとなると、かなり分かりにくくはなります。

ただし、中長期での経営目標やビジョンを明確に打ち出していたり、連続増配を続けているような企業の場合は、それらを総合的に判断すれば、ある程度の見通しを付けることは可能です。

これに関しても、少なくとも悪くなければヨシとします。

 

 

3.財務内容が良いこと

中長期投資が前提なら、この財務内容が良いことは必須です。

さらに言うと、財務内容の良い企業の場合は、多少、業績が悪くても、期初の予定通り、配当を実施する企業がほとんどですので、その面からも安心感があります。